1、耐久性で選ぶ |
耐久性を上げるためには、単に床の硬度(単位:H)を上げればいいのです。もちろん価格も耐久性を上げる程、高額になっていきます。ですが硬度を上げて硬くしてしまった床は、目には見えませんが確実に膝や関節などへの負担となります。特にご高齢の方がいらっしゃる場合や室内飼いのペットなどいらっしゃる場合は、施工前に考慮された方が後々よろしいかと思います。 |
|
2、価格で選ぶ |
製品の特徴がわからない、または似ている場合、価格だけで選んでしまう傾向があるようです。また、物件先での飛び込み営業などで安さだけで選んで性能を確認せずに失敗したと言う方の声もお聞きします。
樹脂コートの場合、有効成分を主眼に置かれるといいかもしれません。有効成分=耐久性に関わってきます。一般の樹脂コート剤は10〜18%、プロ仕様で20〜30%以上と言われています。有効成分が高いほど高濃度になるため床に塗布する際難しくなるので、一般の方には扱いにくく、プロの技術や専用の道具が必要となります。
成分表示は、プロ用資材ですとMSDSと呼ばれる「製品安全データ」がメーカーから発表されていますから、目安としてわかるはずです。 |
|
3、安全性で選ぶ |
毎日生活する室内の床、フローリングに塗るものですから、絶対に危険性が疑われるような物質が成分として混入されているものは避けたほうがよいでしょう。特に成分によっては、長い年月を掛けて溶け出すものもあります。小さなお子様やご高齢者がいらっしゃるご家庭はご注意ください。 |
|
■一般用ワックスとプロ仕様の違い |
一般に入手出来る市販のワックスとプロ専用のワックスとの違いは、一言で言えば、「成分の濃度の差」です。どうしても一般の方がワックスを塗る場合、その作業効率の良さ、誰でも簡単に塗れる事が求められますので、あまり高濃度にするとモップさばきが悪くなったり、また塗りムラが出やすかったりと、均一の美観を維持するのが難しいのです。
一方、プロが使用する物は、現場に均一な耐久性能や光沢維持が求められますので必然的に高濃度のものを使用することになります。確かにプロでも塗りにくいのですが、専用の資材と技術、経験で作業しています。
また濃度差は、そのまま保護膜の厚さに係わって来ます。簡単に説明すると、プロ用ワックスを1回塗るのと、一般のワックスを3回塗るのとほぼ同一の保護膜になります。 |
|
■環境対応型ワックス(コーティング剤) |
一般に使われるワックスやコーティング剤には、現在でも環境対応が遅れています。ここでは簡単に注意を要す成分を簡単にご紹介します。
1)シックハウス症嫌疑物質
2)有機リン化合物
3)環境ホルモン嫌疑物質
4)重金属の使用
以上の注意・嫌疑物質をすべて排除したコーティング剤の使用が理想的です。 |